介護士にオススメの靴は?介護に適した靴選びの知っておきたいポイント

介護あれこれ


介護業務を行う中で、靴に関しては比較的決まりは少なく「動きやすい靴で」と言われることがあります。

動きやすい靴というと真っ先に浮かぶものは、スニーカーなどの運動靴ですが、靴にも種類がたくさんあり、どれを選んでよいものか悩んでしまう時があることでしょう。

今回は、介護業務に適した靴選びのポイントについて、お話します。

靴に関して介護士がよく持っている悩み


介護現場では多くの作業があり、場所を移動することが多いので、靴を脱いだり履いたりする動作が多いです。

デイサービスなどの送迎業務では、利用者さんを室内まで送迎する際には、利用者さんと同伴しているため、靴の脱着を素早く行わなくてはいけない瞬間があります。これがスニーカータイプの紐靴などであれば大変でしょう。

また、入所施設では室内を動き回ることが多い現場となりますが、大きな靴や重い靴を履いていると、想像以上に足が疲れてしまったり、蒸れてしまったりする原因にもなります。

実際に靴選びをされる時には、

  • 1日の仕事の流れで、どこに重点を当てて靴を選べばいいのか?
  • 医療用の靴の様に、ちょうどいい介護用の靴はあるのか?

などが悩みやすいポイントだと考えられます。

介護士に適している3種類の靴

介護業務に適している靴はどのようなタイプの靴なのか、3つほどパターンを挙げていきたいと思います。

  1. 紐のない運動靴
  2. クロックス
  3. ナースシューズ

紐のない運動靴

靴の脱着が容易にできるジッパータイプやデッキシューズなどの運動靴は、介護の仕事に向いています。

靴を脱いだり履いたりすることが容易な上、運動靴として開発されているので、通気性にも比較的優れています。室内で長時間履いて動いても、蒸れにくいです。

また、紐を使用していないので、靴紐による転倒や介護用具に引っ掛けてしまうなどのリスクを無くすことができます。

クロックス

クロックスは足先を保護するように全面がカバーされており、いくつも空けられている穴が通気性をよくしているため、履き心地がよい、オススメの靴です。

ゴム素材なので、介護中に汚れたとしても簡単に洗うことができ、サッとすぐに履けることができるのも大きなメリットです。

水気を吸わないので、入浴介助の場面でも活躍してくれることでしょう。

ただし、入浴介助以外では、クロックスを禁止にしている職場もありますので、勤務前にしっかりと確認しておきましょう。

ナースシューズ

介護の現場で多く見られるのがナースシューズです。簡単に脱ぎ履きができて軽いので人気があります。

お値段も2000円前後で買いやすく、丈夫なので毎日履いても意外と長持ちします。

介護によくある仕事(動作)別にオススメの靴


すべてに万能な靴があれば一番いいのですが、介護のシーンにより適している靴はそれぞれ異なってきます。

どんな仕事(場面)により、どんな靴が適しているのか、いくつか例に挙げていきます。

訪問介護で利用者さんの家を頻繁に出入りする場合は、クロックス

訪問介護の場合、仕事の大きな特徴として”利用者さん宅に直接訪問する”ということがあります。

訪問介護では靴を脱いだり履いたりすることが多くなるため、簡単に脱着できるクロックスがオススメです。

また、作業中に靴下が汚れてしまった場合、そのまま靴を履くと靴も汚れてしまいます。
汚れてしまうことを前提に、靴下を何枚も用意している方も見受けられますが、本人の前で靴下を履き替えるわけにもいきません。利用者さんのお家をでて、移動中に履き替える必要があります。

布地のスニーカーなどで移動していると、靴下についた汚れがスニーカーにも残ってしまうので、あまりオススメとは言えません。そのため、汚れがついても落としやすいクロックスが適しています。

もしクロックスを履いて運転することに不安がある場合は、運転用のスニーカーを車に常備しておきましょう。

また、利用者さん宅では、携帯用のかかと付きスリッパを履いているヘルパーも多いです。かかと付きのスリッパは、冬場に冷たい台所に立つ時などの寒さを和らげます。

身体介助をメインに行う場合は、ジッパータイプの運動靴

入所施設の場合、比較的介護度が高く、車いすへの移乗介助などが多い傾向にあります。

時には、自分の身体を活用しながら利用者さんを介助するため、足元に車いすのタイヤが乗ってしまったり、足先がベッドや車いすに当たったりする可能性があります。その際、足元をしっかり保護できるジッパータイプの運動靴を履いていると安心でしょう。

入所施設では運動量も多いため、クロックスなどの通気性の高いものを選んでしまいがちですが、踵部分が露出しているクロックスでは思わぬケガをしてしまうことがあります。

そして急な動作(転倒などを止めようとする)をした時には、クロックスでは脱げてしまったり、滑ってしまったりすることがあります。

そのため、同じ靴でずっと動きまわる仕事の時には、ジッパータイプの運動靴が適しているのです。

介護士に適していない3種類の靴


ここまで、介護現場に適した靴について紹介してきましたが、ここでは、逆にオススメできない靴をいくつか紹介していきます。

ブランド物のスニーカー

自分の気に入っているブランド物のスニーカーを、介護現場でも活用している方を見かけます。

ブランド物のスニーカーはオシャレではありますが、介護現場を想定しているような造りにはなっていないので、あらゆる場面で不便な点が考えられます。

スニーカーの紐が車いすなどに引っ掛かるリスク、形をスマートに仕上げてあるスニーカーの場合には、足元の締め付けによる疲労が蓄積する可能性が考えられます。

サンダルなど足先が露出している靴

サンダルなどの、足先が露出している靴も避けたほうがよいでしょう。

足先まで覆われているクロックスよりも、身体介助などで、自分の足先のケガに繋がる可能性が高くなります。

特に、特浴などのストレッチャータイプの移動時に非常に危険です。

ヒールが高い靴

ヒールが高い靴もオススメできません。

ナースシューズなどにも様々な種類がありますが、ヒールが高ければ高いほどつま先にかかる負担が大きくなるため、入所施設などの移動が多い職場では疲労感が高くなるリスクや、つまずきなどのリスクがあります。

できる限り、水平タイプがおすすめですが、ヒールがある靴を選ぶ場合は3センチ程度の高さに留めておきましょう。

介護士用の靴はどこで買えるのか?


「介護の仕事で使う靴を買おう! でもどこに売っているの?」と、特に介護の仕事に初めて従事される方は、思うこともあるのではないでしょうか。

介護士用の靴は、最寄りの靴屋では取り扱っていないケースもあります。大型の靴屋には置いている場合もありますが、品ぞろえは少ないです。

そこで、ここでは介護士用の靴を入手する方法を紹介します。

インターネット通販

近所に靴屋がない場合や、いろいろと選びたいという方には、通信販売やインターネットでの購入がオススメです。

ネットを探していると、介護士や保育士に向けの靴を集めた専門的な通販サイトもあり、品ぞろえが豊富です。

試し履きできないというデメリットはありますが、もっとも手軽に購入できる方法の1つと言えます。

職場のカタログから購入

制服のある職場ですと制服、作業着、靴などカタログがあります。1度見せてもらうだけでも参考になりますし、気に入った物があれば購入することもできます。

自分であれこれ探すのが面倒、職場で推奨されているのが安心という方は、職場から購入することがオススメです。

また、職場指定の靴でよければ、支給してもらえることもあります。

自分のこだわりに優先順位をつけ、介護の仕事に使う靴を選んでみよう

人にはそれぞれ好みがあり、介護士としての仕事内容もそれぞれだと思いますので、「介護の仕事に適した靴はコレ!」と一概には言えません。

「だからこそ悩んでしまう……!」という場合は、自分のこだわりたいところに優先順位をつけると、靴を選びやすくなります。

まず、もっとも優先すべきところは、「自身の安全面」です。

今(あるいはこれから)、勤める職場ではどのようにすれば安全に業務がこなせるのか、そのためにどんな靴を選ぶべきであるのかを考え、靴を選んでみましょう。

既にその現場で働いている他の介護士が、どんな靴を履いているのか確認すると、いい参考になります。

 

また、”全ての機能性を1つの靴に求める”のではなく、複数の靴を用意して、現場・状況によって使い分けることも重要です。

  • 介助時には足元を守る靴を選ぶ
  • 事務作業時には通気性のよい靴を選ぶ

というように、必要に応じて靴を履き替えながら業務を進めていけば、自分にかかる負担を軽減することにも繋がるでしょう。

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