車イスがここまで進化した!電動車イス特集

介護あれこれ

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車イスを思い浮かべてみてください、と質問されたとき、多くの人は似たような「車イス」を頭に思い浮かべると思います。病院や介護施設などでしかなかなか目にすることが無い車イスですが、調べてみると世の中にはたくさんの種類があるってご存知ですか?

今回はそんな中でも「電動車イス」を特集してご紹介します。

車イスの種類

まず、車イスの種類をご紹介します。

  • 自走用標準型車イス
    自分で操作できるように後輪が大きくなっていて、後輪の外側に「ハンドリム」と呼ばれる取手がついています。このタイプは、その輪を押して進むタイプの車イスです。自走用標準型車イスは坂を上るときなど、本人の力では難しい場合もある為、介助者用のグリップがついている場合がありますが、ブレーキなどは本人が操作することを前提にした位置に配置されています。
  • 介助用標準型車イス
    介助者が介助しやすいよう、ハンドグリップや介助ブレーキがついているのが特徴です。自走と介助兼用のものもあります。
  • 普通型電動車いす
    車輪を電動モーターで動かすことができる車イスを電動車イスと言います。リモコンによって手元で操作ができ、移動にもあまり疲れないというメリットがあります。ただし、バッテリー搭載で重量がかなりあります。

車イスの種類は大まかに分けて上記の3つあります。この3つは介護保険レンタルの対象商品です。

他にも、ティルト・リクライニング車イスという、自身で姿勢を変えられない利用者向けの車イスもあります。その場合、介助者が車イスのキャスタを上げてお尻にかかる圧力を変える必要があるので、ティルト・リクライニング機能がついているものが使われるそうです。

電動車イスの普及

電動車イスが、医療現場で処方されるときの目安は、

  • 障害の程度
    手足に重度の障害があり、自走用車椅子の操作が困難、または不可能の人や、身体障害者手帳1~2級の人、知的障害はあっても、軽度で電動車イスの試乗の結果、使用可能と判断された人
  • 年齢
    特に規定はなく、6歳以上であれば可能

という目安があります。このように、電動車イスは障がいが重度であったり、自走用の車イスに乗ることが不可能な方が乗るといったイメージが先行していて、「便利だから乗る」「カッコいいから乗る」という意識はまだまだという印象です。
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次世代型車いすWHILL

そんな電動車イス業界に革命を起こしたと言っても過言ではないのがこちら、パーソナルモビリティ次世代型車イス「WHILL(ウィル)」です。製作しているのはアメリカに本社を構えるWHILL株式会社という会社です。このWHILLはグッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)など数々の賞を受賞しています。

WHILLは車イスユーザーの一言から開発がはじめられたそうです。それが「100m先のコンビニに行くのをあきらめる」という一言。たった100mという短い距離を移動するのにも不安感やリスクを感じ動けなくなっている人がいるということから「スマートで機能的なモビリティがあれば、その人らしく、 行動範囲を広げられるのでは」と考えたのが始まりなのだそうです。

しかし、ただ機能性がよいだけではなく、車いすのユーザーもそうでない人も乗ってみたいと思えるデザインにしたいと考えて開発されたのがこの「WHILL」です。そのためWHILLは電動車イスではなく「パーソナルモビリティ」という新しいカテゴリーに位置づけられたそうです。
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WHILLのココがすごい!

  • デザイン
    車イスのユーザーもそうでない人も「乗ってみたい!」と思うようなスタイリッシュなデザインになっています。操作方法も、そのデザイン性を一切壊さない工夫がされています。WHILLを動かすときには、コントローラーを行きたい方向に傾けるだけで動き、直観的な操作性と使い心地を兼ね備えています。ハンドルを前後左右に動かすことで自由で動くので機械が苦手等といった悩みもあまり関係ありませんね!
  • テクノロジー
    WHILLは最先端の技術が結集されているそうです。そのため、屋内用であるとか屋外用等とそれぞれの使い分けも必要ありません。
    車イスユーザーを悩ませる場所と言えば砂利道や段差など様々な悪路がありますよね。場所によっては介助者がいても走行ができないなんて場所もあります。WHILLはそういった悪路でも走行できる技術が備わっています。百聞は一見にしかずなのでDEMO動画をご覧ください。

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いかがですか?今までの車イスの常識を覆すような機動性を持っていると思いませんか?

WHILLの機動性を実現させたのは独自の技術で開発された「前輪」なんだそうです!この前輪は、24個の小さなタイヤで出来ています。さらに、後輪を中心にその場で回転もでき、四輪駆動で7.5cmの段差も乗り越えるパワーも持っているので普通の生活をしている時にある悪路等の心配もすくなくなりますね!

『WHILL』が実際に動いているプロモーションビデオがありますので、是非、ご覧ください。とてもスタイリッシュで、操作も非常に簡単そうに思えます。

■協力:WHILL株式会社
 https://whill.jp/

まとめ

今回は、電動車イスをご紹介してきました。いかがでしたか?

一般的な車イスというと、あまり見た目のデザインにこだわった物はありませんよね。「実用的であればそれで良い」と言われればそれまでですが、車イスもデザインからスタイリッシュになればそれだけで外出したい気持ちもわくのではないかと筆者は思います。

電動車イス『WHILL』は最新の技術を備え画期的な機能性を持っているのはもちろん、デザイン性にも重点を置き、「誰でも乗りたくなるモビリティ」を目指しているそうです。今後このような『外出自体が楽しくなりそう』な車イスはどんどん普及してもらいたいと思います。ちなみにWHILLは介護保険レンタルの対象商品ですので、嬉しいですね。

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