【転職準備】介護業界研究vol.2-介護施設の種類と役割

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近年の国内では、高齢化の話題がいろいろな場面で取り上げられており、それに伴って介護業界のお仕事も注目されるようになっていますね。介護のお仕事には待遇の問題や、コミュニケーションの問題、さらには急速に進む高齢化等もあり、人材不足も叫ばれています。そんな中、「介護業界に興味はあるけれど、どんな世界かわからないから不安。」「介護業界に転職を考えているから詳しく知りたい…。」等となかなか最初の一歩を踏み出せない方も多くいるかと思います。そこで、そんな方のための「介護業界研究シリーズ」として今回は、介護施設の種類と役割をご紹介します。介護業界で働くことを検討中の方をはじめ、家族やご自身が介護施設を選ばなければいけなくなった時のための参考となる内容ですので、必見です。

介護サービスの種類

まずは、介護サービスの種類を整理してまいります。一言に『介護』と言っても被介護者の状態によって必要とされるサービスは全く違います。ここではそんな介護サービスの種類についてご紹介します。

介護給付を行うサービス(要介護者対象)

介護が必要な方を状況に合わせて5段階に分類したものが「要介護認定」です。そして、その介護が必要と認められた人に給付される介護保険の保険給付です。要介護1~要介護5の認定を受けた方が介護給付を受けられます。

都道府県・政令市、中核市が指定・監督を行うサービス


居宅サービス

  • 訪問サービス(訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導)
  • 通所サービス(通所介護、通所リハビリテーション)
  • 短期入所サービス(ショートステイ、短期入所療養介護)
  • その他(特定施設入居者生活介護、特定福祉用具販売、福祉用具貸与)

施設サービス

  • 介護老人福祉施設
  • 介護老人保健施設
  • 介護療養型医療施設
市町村が指定・監督を行うサービス


地域密着型サービス

  • 地域巡回・随時対応型訪問介護看護
  • 夜間対応型訪問介護
  • 小規模多機能型居宅介護
  • グループホーム
  • 地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護
  • 看護小規模多機能型居宅介護

予防給付を行うサービス(要支援者対象)

介護までは必要がないものの、日常生活に支障をきたし「支援」が必要と分類されたものが「要支援」です。予防給付はその支援が必要と認められた人に給付される介護保険の保険給付で要支援1・要支援2が対象です。

都道府県・政令市、中核市が指定・監督を行うサービス

介護予防サービス

  • 訪問サービス(介護予防訪問介護、介護予防訪問入浴介護、介護予防訪問看護、介護予防訪問リハビリテーション、介護予防居宅療養管理指導)
  • 通所サービス(介護予防通所介護、介護予防通所リハビリテーション)
  • 短期入所サービス(介護予防短期入所生活介護、介護予防短期入所療養介護)
  • 介護予防特定施設入居者生活介護
  • 特定介護予防福祉用具販売
  • 介護予防福祉用具貸与
市町村が指定・監督を行うサービス

地域密着型介護予防サービス

  • 介護予防認知症対応型通所介護
  • 介護予防小規模多機能型居宅介護
  • グループホーム

まずは、介護サービスを管轄別にご紹介しました。介護サービスと一口にいってもこれだけの種類があるなんて驚きですね。特に、要介護の方が受けられるサービスと要支援の方が受けられるサービスの違いがあるのには注意しておいたほうがよいかもしれません。

介護サービスの役割

では、それぞれで具体的にどんなサービスを提供しているのかを見ていきましょう。

居宅サービス/介護予防サービス

  • デイサービス(通所介護)
    介護施設に通い身体介護、レクリエーション、日常生活の相談、健康状態の確認、機能回復訓練などのサービスが受けられ、バス等で送迎してくれるサービスです。
  • ホームヘルプサービス
    訪問介護員(ホームヘルパー)が自宅に来て、生活援助、身体介護、通院など乗降介助のサービスを受けられます。
  • ショートステイ
    在宅の要介護(要支援)の方が一時的に介護施設に入居が必要になった場合に活用するサービスです。身体介護、レクリエーション、日常生活の相談、健康状態の確認などのサービスが受けられます。

施設サービス

  • 介護老人福祉施設=特別養護老人ホーム(特養)
    比較的要介護度が高く、在宅介護が困難で施設への入所が好ましい方が入ります。
  • 介護老人保健施設(老健)
    自宅での生活へ復帰することを目的に機能回復訓練をする施設です。在宅復帰を目指しているのでリハビリの要素が強くなります。
  • 小規模多機能型居宅介護
    利用される方の希望や状態に合わせて、ひとつの事業所でデイサービス、ホームヘルプサービス、ショートステイの3種類が受けられる施設です。
  • グループホーム
    認知症と診断されている要介護者が5~9名のユニットで生活する施設です。日常生活の支援や食事、掃除などの支援も行います。
  • 有料老人ホーム
    民間が経営している場合が多いので、他の事業所にくらべ自由度が高いサービスがポイントです。経営する企業によって特色があるので、入所者とその施設のサービスが合致しているのかをしっかり見極める必要があるかもしれませんね。
  • サービス付き高齢者向け住宅
    都道府県で認可された介護・医療と連携したバリアフリー構造の賃貸住宅です。要支援度が低い方や健康なご老人が入居されています。
  • 看護小規模多機能型居宅介護
    デイサービスを受けている利用者が必要に応じてショートステイ、訪問介護・看護を受けられるサービスです。

このように介護サービスは施設によっても行われるサービスが大きく違ってきます。入所される方の状態がそれぞれ違う為、必要とされるサービスも変わってくることからそれぞれが違ってくるのでしょうね。もちろんそれぞれの施設で働く人に関しても行うサービスが違えば必要とされるスキルなども違ってきますね。自分の持っているスキルや、これからやりたいことを考え、自分がどのような施設が合うのかを考える事でこれから進んでいく道筋も少しは見えてくるのではないでしょうか?

まとめ

今回は、【転職準備】介護業界研究~介護施設の種類と役割と題して、介護サービスの種類と役割についてフォーカスしてご紹介してまいりました。いかがでしたでしょうか。

運営する主体によって、支援サービスの内容が違っていたり、サービスを受けられる期間や時間帯が異なっていたり、バラエティ豊かな介護サービスのシステムがありますので、どの施設が入居に向いているのかなど状況に応じて判断してみるのも良いかもしれないですね。

転職の業界研究の一環として、ご自身や家族が介護施設やサービスを選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

【転職準備】介護業界研究
vol.1 データで見る介護
vol.2 介護施設の種類と役割
vol.3 介護現場の困りごととテクノロジー
vol.4 介護度の異なる利用者さんに提供するレクってどうしたらいいの?

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