かいごガーデン 介護がもっと楽しくなるサイト かいごガーデン 介護がもっと楽しくなるサイト

高齢者におすすめシニアスポーツとは?

LIFE


超高齢化がたびたび話題に上がる日本国内ですが、何もそれは暗い話題だけという訳ではありません。

高齢化が進む大きな理由の一つには医療技術の進歩という非常に素晴らしい背景がある事も忘れてはいけません。医療技術の進歩により平均寿命も年々伸びており余生をどう楽しもうか等と考えられるようになった事は非常に良い事なのではないでしょうか?

しかし、いくら平均寿命が延びたとしても思うように動けないとなるとその楽しさも半減してしまいます。近年では『健康寿命』なる言葉もよく聞こえるようになり、人生の晩年を健康で元気に過ごすための取り組みもいろいろと考案されるようになってきました。

その中の一種に老化により低下した身体的・心理的活動性を取り戻すために行われるシニアスポーツも含まれます。

今回は高齢になっても余暇を楽しんだり、健康を維持するために近年注目されているシニアスポーツに注目してみたいと思います。

健康寿命とは?そして日本人の健康寿命は?

皆さんは『健康寿命』という言葉を聞いたことはありますか?最近ではいろいろなところで使われるようになった言葉ですが、あまり聞いたことはないなという方がいまだ多いかもしれませんね。

『健康寿命』というのは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことをいいます。直近の健康寿命としては2013年の物が厚生労働省より公表されていて、男性が71.19年、女性が74.21年です。健康寿命は3年毎に公表されていますが、例えば2004年の健康寿命が男性69.47年、女性が72.69年である事を考えると健康寿命も年々伸びていることになります。

(補足)
ニッセイ基礎研究所が2013年の算出方法に倣って計算した結果、2016年の健康寿命は男性が72.14年、女性が74.79年なるそうで、現在も健康寿命は延びている計算になります。正式な数値は厚生労働省の発表を待ち、またご紹介できればと思います。

健康寿命と平均寿命の関係とは?

次に日本人の平均寿命はというと、厚生労働省が発表した「2016年簡易生命表」によると男性80.98年、女性87.14だそうで、こちらも過去最高を更新しています。

ここで気になるのは健康寿命と平均寿命の差ですね。健康寿命とは上述した通り健康な状態で日常生活を送れる年齢の事で、平均寿命はご存じの通りです。そうするとお分かりの通り「平均寿命 – 健康寿命」の年数は健康状態に何らかの問題が発生している期間ということになります。

日本国内では健康寿命は延びているという結果が出ていますが、同時に平均寿命も延びており、『健康上に何らかの問題があり日常生活に影響がある期間』は改善されてはいますが「まだまだ長い」という状況です。

日本は寝たきりの期間が世界的に見てもとても長い方であると言われており、そのためなるべく健康で自立して生活できるように高齢者でも行えるスポーツなど身体を動かすことに注目が集まっているのです。

シニアスポーツとは


高齢者がスポーツをすることは、今では珍しいことではなくなってきました。しかし、半世紀前の日本では、高齢者は静かに暮らすというイメージが一般的でした。

このイメージを変えたのが皆さんご存知の『ゲートボール』です。1970年代になるとゲートボールが一世を風靡し、皆さんも空き地などでゲートボールを楽しむ高齢者の方を見かけることは多かったのではないでしょうか?『ゲートボール』が普及したことにより、高齢者がスポーツをするということが一般的なことになってきました。

元々「シニアスポーツ」とは、高齢者ができる体力を必要としないスポーツ、簡単なスポーツという意味合いが強かったのですが、最近ではその枠に囚われず高齢者が行なっているスポーツ全般を指してシニアスポーツというようになってきました。

スポーツ用品店に行くと高齢者向けコーナーが特集されているなんてこともよく見られるようになってきていますね。高齢者が行うスポーツは多岐にわたりひとつひとつはご紹介できませんのでここでは、1番幅広い方が行うことができるシニアスポーツをご紹介しようと思います!

近年注目の高齢者が行う『マシントレーニング』

シニアスポーツが一般的になってきた近年、特に話題なのが高齢者のマシントレーニングです。「マシントレーニングが1番幅広い方が行うことができるの?」とお思いの方もいらっしゃると思いますので以下で解説してまいります。

これは、パワーリハビリテーションというもので老化により低下した身体的・心理的活動性を回復させ、自立性・QOL (クオリティ・オブ・ライフ)を高める新しいリハビリテーションの手法です。軽負荷のマシントレーニングを中心とした運動プログラムで構成されており、日本全国で成果を上げています。言い換えると「老化に対するリハビリテーション」とも言えるでしょう。

パワーリハビリテーションは若者が行う筋力強化のためのトレーニングではなく、軽負荷で普段はあまり使われない筋肉を動かして効果を得るものです。パワーリハビリテーションは主に「早く歩けるようになった」など動作性の改善が効果として見られ、その結果、今までは毎日屋内で過ごしていたというような高齢者の方が外に出るようになる等、心理的な効果も現れてくると言われています。


パワーリハビリテーションがこのように結果を生む理由には、日本でリハビリの専門職の方の手で開発されたからという理由が大きいと考えられます。やはり専門家が開発したプログラムだとエビデンスに裏付けられたプログラムですし、安心感がありますね。パワーリハビリテーションは現在、要支援5までの方が受けることができます。パワーリハビリを行なって運動性を回復させてから様々な種類のスポーツに取り組むのもよいかもしれませんね。

まとめ

今回は、シニアスポーツについてご紹介してまいりました。高齢者が健康にいつまでも自立して暮らしていくためには身体的な健康や基本的な運動能力というのは必要不可欠な物です。

日本では平均寿命も健康寿命も延びていると、一見すると非常に良い結果に見えますが、『健康上に何らかの問題があり日常生活に影響がある期間』というものは未だ長い状態と言われています。

出来るだけ長く健康な状態を保とうと考えるとやはり『運動』というのは人間には欠かせないものです。マシントレーニングは基本的に若い人が肉体づくりの為に高負荷なトレーニングを行うことをイメージするかもしれませんが、『局所的な負荷』を『その人に合った強度』で与えられることを考えると、弱っている箇所が人それぞれな高齢者にとっては非常に理にかなった運動なのかもしれませんね。

先ほども述べましたがパワーリハビリテーションは要支援5までの方ができるとても許容範囲が広いスポーツです。こちらで運動性を回復させて様々な種類のスポーツに取り組み質の高い生活を目指すというのもよいかもしれませんね。

人気ランキング

31594 Views

介護職員が使っている 腰痛になりにくいウラ技とは?

22104 Views

介護保険制度における16種類の特定疾病について

介護実習01

8794 Views

現場の担当職員が歓迎する、良い介護実習になるコツ

8699 Views

介護施設の送迎ドライバーについて

7245 Views

ベテラン介護職員が教える とっておきの手荒れのケアとは?

6886 Views

老人ホームで働く時に必要な資格 | あると喜ばれる資格

5475 Views

介護業界の平均勤務年数について

5230 Views

介護職の悩み「現場でよくある上司との付き合い方」とは

5202 Views

介護の職場でよくある、職員同士の人間関係を円滑にするためには

4373 Views

介護ブログで見つけた、心が温かくなるエピソード集vol.1

かいごGardenとは?

“かいごGarden”はツクイスタッフが運営する介護の情報サイトです。介護に関する情報をお届けいたします。
介護のお役立ち情報や、介護の仕事のお悩み情報なども掲載しています。