介護の仕事にブランクがある方向け | よくある悩みと行うべき準備

お悩み


『出産・育児・病気などで、介護の職場を離れていたけど、もう1度介護スタッフとして働きたい!』

このような希望を持っていても、介護の現場から離れていた期間が長く、不安があるという方は多くいます。

体力は持つのか、以前身につけていたスキルを覚えているのか、職場に馴染めるのかなど、その不安の中身は様々です。

今回の記事では、介護現場への復職に関して不安を抱える方が、スムーズに介護のお仕事に戻るにはどうしたらいいのか、その対策法についてご紹介します。

介護職にブランクがある方に多い悩み

介護の仕事を長く離れていると、以下のような悩みを持たれる方が多いです。

  • 以前、仕事をしていた時のカンは取り戻せるのか?
  • 家庭と両立できるのか?
  • 力仕事をするための体力は持つのか?
  • 変則的な時間でのシフト勤務に体がついていけるのか?
  • 新しい施設・人間関係に慣れることができるのか?

まずは、このような悩みの解決法について、みていきましょう。

カンが取り戻せるかどうか不安な方は、以前と同じ動きができるという考え方を捨ててみる

介護の仕事に長いブランクがある現在、以前の自分がどのような動きをしていたか分からないし、分かっていたとしても以前と同じ動きができるのかどうかが、不安だという方もいるでしょう。

そんなときは考え方を変えて、以前と同じ動きをしようとしすぎないようにしてみてはどうでしょうか。

介護現場への再就職であるだけに、周囲も即戦力として、あなたのことを扱うかもしれませんが、本来ブランクがあれば誰でも、復帰後いきなり即戦力になることは難しいものなのです。

ブランクがあるため、以前のような動きができる自信がないということは、正直に上司・同僚に伝えておきましょう。不安な気持ちを先に伝えておくことで、以前のように動けなくても、周りからの目はそれほど厳しいものにはなりません。

また、あなた自身は、以前の自分を取り戻すというのではなく、新しい職場でもう一度はじめから仕事を覚えるというスタンスでいれば、業務を行ううちにカンを取り戻すことができます。

新しい環境では、以前までのやり方に固執しすぎることもよくないので、”新しく覚える”というスタンスの方が、周囲にとってもありがたいのです。技術力は備わっているのですから、新しいやり方にもやがて馴染めます。

あまり気負いすぎないでも大丈夫ですよ!

家庭と仕事を両立できるか不安な方は、家庭を優先できる職場を見つける


妊娠・出産・育児を経て再就職を目指す方の中には、家庭との両立ができるかどうかを不安に感じている方がいます。

以前と同じような仕事の仕方をしていたら保育園のお迎えが間に合わない、子どもの体調不良の時に休めない、夜勤ができないなど、子どもが小さいほど、悩みの数は多くなります。

そんなときは、家庭を優先できる職場を見つけましょう。もちろん、なんでもかんでも自分の理想通り、家庭最優先というわけにはいかないでしょう。

ただ、自分が納得できる範囲で、家庭を優先できる職場はあるはずです。自分も譲れるところは譲ったうえで、就業時間や残業について、また、急な早退などについての条件をピックアップしましょう。

いざ仕事を始めてから、『こんな条件じゃなかったはずなのに、辞めるに辞められない…』などということにならないように、契約前にしっかりと就業時間について職場側と話し合っておくことが大切です。

体力が持つのかどうかが心配な方は、無理せずにあらかじめ職場に伝える

久しぶりの介護職となると、体力が持つかどうかも心配になるものです。特に、病気療養から復帰される方の場合は、不安が大きいでしょう。

1度介護職を経験したことのある方なら、介護がいかに体力仕事であるのかをよくわかっているからこそ不安になってしまいます。

そんなときは、あらかじめ職場に自分の体力について心配なことを伝えておきましょう。持病や完治して間もない病気があれば、そのことについても伝えておくべきです。

職場側も「体力に自信がない」と言っている人を、すぐに通常勤務に就かせるより、はじめはゆっくり仕事に慣れてもらって、長く続けてもらったほうが良いと思っています。

最近では介護現場の人材不足に、頭を抱えている事業所も少なくありません。「少しずつでも長く働いてもらいたい」と願っているものですので、我慢や遠慮はせずに、まずは相談するという姿勢で、希望は必ず伝えるように心がけておきましょう。

口頭で伝えにくいことは、メモを作ってから伝えると、言いたいことが整理されてきちんと伝わりやすいですよ。

変則的なシフトに慣れることができるかどうかが心配な方は、無理なく働ける環境を選ぶ


介護職には、変則的なシフトがつきものです。

朝早くに出勤しなければならない日があったかと思えば、お昼近くに出勤する日もあったり、夜勤をしなければならなかったりします。

介護の現場を離れた後に、介護以外の職に就いていて、規則正しい勤務に慣れてしまうと、介護現場ならではの変則勤務になかなか慣れることができずに、厳しいものになります。

変則的なシフトに体がついていくかどうか心配なら、日勤しかないデイサービスの仕事を選んだり、一定の時間のみ就業できたりするような職場を選んでみてはどうでしょうか

夜勤に就かない・一定の時間のみしか働けないとなると、賃金の面でデメリットがあります。ただ、「無理をして働き始めたはいいが、長続きしなかった」では本末転倒なので、まずは無理のない環境からはじめるのがおすすめです。

新しい施設・人間関係に慣れることができるか不安な方は、1度見学に行ってみる

すべての介護施設・事業所で取り入れられているわけではありませんが、就職希望者に向けて、施設・事業所内の見学を行っていることがあります。

数十分の見学で、仕事の流れやその施設・事業所内のルールをすべて把握できるわけではありませんが、何となくでも現場の雰囲気を掴めることは大きいです。

また、「人間関係をうまくやっていけるかな?」という不安は、介護の仕事に関わらず、多い悩みですよね。

“やがては慣れる!”と言ってしまえば簡単ですが、今すでに出来上がっているチーム内に溶け込むのがどうしても不安だという方は、新規立ち上げの介護施設・事業所を探してみることも1つの方法です。

新規立ち上げの介護施設・事業所では、自分も含めて1からチームワークが形成されます。また、立ち上げに参加したスタッフ間には「自分たちが作り上げてきた施設である」という絆が生まれることから、人間関係のトラブルが少ない傾向があるとも言われています。

ブランクのあと、介護の仕事に再就職する前の準備


では、介護の仕事に再就職する前にできる準備には、どのようなものがあるのでしょうか。

以下の項目で、詳しく見ていきましょう。

基本的な介護動作を、動画などで復習しておく

移動介助や排せつ介助、全身清拭のやり方などは、インターネットで検索すると、参考になる動画がたくさん出てきます。

以前は何気なくできていた動作でも、長くブランクがあると忘れてしまっている部分もあるでしょう。介助中の事故などを防ぐためにも、今一度確認をしてみましょう。

法令の改正などについて、おさらいしておく

現場にいると変わりゆく法令についても自然と身についていくものですが、現場を離れているとその情報は入ってこず、以前とは全く違った決まりも存在していることがあります。

今の制度を勉強したり、少なくとも自分が就職する施設の種類のことについては、簡単にでも知っておいたりする必要があります。インターネットや書籍を利用しておさらいしておきましょう。

仕事ができる体作りとシミュレーションをしておきましょう

介護職は体力勝負です。

子育てをしながらの職場復帰であれば、仕事が終わってからも、家事や育児をこなす必要があるでしょう。十分な体力がないとやっていけませんので、できる範囲で体力づくりをしておきましょう。

例えばストレッチなど、腰痛対策について学んでおくだけでも、自分の体を守ることができます。

また、家事・育児と両立しなければいけない方や、変則勤務への不安がある人にはシミュレーションもおすすめです。どのような生活をすれば、日々の生活がうまくいくのか、事前にいくつかのパターンで考え整理しておくといいですね。

仕事復帰には勇気が必要!でも意気込みすぎず自分らしく踏み出そう


介護の仕事に限らないのですが、ブランク明けだからといって、意気込みすぎると長続きしません。

「自分は経験者である」あるいは「即戦力になろう」という気持ちは少し置いておいて、肩肘を張らずに、仕事をはじめてみましょう

あれこれと頭で考えるよりも、自然に動いた方が、ブランク以前の動きをすぐに体が思い出してくれます。

不安なこともあるかもしれませんが、自分らしく踏み出してみてくださいね!

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