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介護保険制度における16種類の特定疾病について

資格・制度

201604-2-01

40歳になると誰もが入る介護保険。高齢者の方で介護が必要になったら、サポートしてくれる強い味方の保険制度です。

もちろん「元気で長生き!」が一番ですが、人生何が起こるかわからないもの。いざという時に支えがあれば安心ですよね。

65歳以上の高齢者だけでなく、65歳以下の方も「特定疾病」とされる病気16種類に罹患した場合、介護保険が使えるってご存知でしたか?

ではどんな病気が介護保険で指定される「特定疾病」にあたるのでしょうか。

介護保険とは?

201604-2-02

「高齢者(65歳)の介護を社会全体で支えあう仕組み」が介護保険制度です。

2000年にスタートして、今年で16年目となるまだ新しい制度なのです。

介護保険というと一般的にお住まいの市区町村が運営していて、40歳以上の人は加入する義務があります。

介護保険のサービスはどうしたら受けられるの?

65歳以上の人(第1号被保険者)の場合

市区町村の窓口で要介護認定の申請をします。市町村の認定調査員による状況調査や、主治医の意見書に基づくコンピュータ判定による一次判定が行われます。この結果を受けて、保険・医療・福祉の学識経験者による介護認定審査会で二次判定が行われたのち、要介護認定が出ます。要介護と要支援により、受けることができるサービスが異なります。

40歳~64歳までの人(第2号被保険者)の場合

介護保険の対象となる「特定疾病」により介護が必要と認定された場合、サービスを受けることができます。

特定疾病とは

201604-2-03

特定疾病とは、心身の病的加齢現象との医学的関係があると考えられる疾病であって次のいずれの要件をも満たすものについて総合的に勘案し、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因し要介護状態の原因である心身の障害を生じさせると認められる疾病のことです。

(1)65歳以上の高齢者に多く発生するが、40歳以上65歳未満の年齢層においても発生する病気で、罹患率や有病率等から加齢との関係が認められる病気であって、医学的概念を明確に定義できるもの。
(2)3〜6ヶ月以上、継続して要介護状態又は要支援状態となる割合が高いと考えられる病気。

これを介護保険(第2号被保険者)では、特定疾病として16種類の病気を列記しています。

これらの病気が原因で日常生活の自立が困難となり、要介護や要支援状態が6ヶ月以上続くことが予想される場合に、介護保険の対象となります。

16種の特定疾病の概要

  1. 1.がん【がん末期】

    特定疾病に認定されるがんは、進行性で治癒困難ながんに限ります。
    治療困難とは、おおむね余命が6月間程度と判断される場合のことです。

  2. 2.関節リウマチ

    関節に炎症が起こる病気で、痛みや機能障害が発生します。
    とくに未明から早朝にかけて痛みとこわばりが強くなり、筋力低下などの症状が出ます。

  3. 3.筋萎縮性側索硬化症(ALS)

    脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝える運動神経細胞が侵される難病です。
    重い筋萎縮や筋力の低下などの症状が生じます。

  4. 4.後縦靱帯骨化症

    頸椎を縦につないでいる後縦靱帯が、通常の状態より何倍も厚くなり、骨のように硬くなる病気です。骨化すると脊髄を圧迫し、しびれや痛み、歩行が不自由になるなどの症状が出ます。

  5. 5.骨折を伴う骨粗鬆症

    骨が構造的にもろくなり、骨折しやすくなります。
    骨折や転倒により寝たきりとなることがあります。

  6. 6.初老期における認知症

    40~64歳において生じる認知症状の総称です。
    原因となる疾患にはアルツハイマー病、ピック病、血管性認知症、レビー小体病などがあります。

  7. 7.進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病(パーキンソン病関連疾患】)

    大脳や脳幹の異常により、正常な神経細胞が減ることで、静止時のふるえ、筋肉のこわばり、無動、姿勢障害などの症状が起こります。

  8. 8.脊髄小脳変性症

    歩行時のふらつきや、手の震え、ろれつが回らないなどの神経症状が現れる小脳の疾患。
    座位が不可能となり寝たきり状態となります。

  9. 9.脊柱管狭窄症

    背骨に囲まれた脊柱管が、組織の変形により狭くなり、神経が障害されため、腰痛や下肢のしびれなどが起こります。

  10. 10.早老症

    加齢促進状態のもたらす疾病です。
    遺伝子の異常によって起こるとされ、成人後の早老症の代表的なものがウェルナー症候群です。

  11. 11.多系統萎縮症

    自律神経症状、パーキン症状、小脳症状を様々な程度に組み合わせて呈します。

  12. 12.糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症

    糖尿病を原因とする合併症で、神経障害、腎症、網膜症などの症状です。

  13. 13.脳血管疾患

    脳血管疾患は、脳の血管にトラブルが発生することが原因で起こる病気の総称です。
    代表的なものに脳梗塞、脳出血、くも膜下出血があります。

  14. 14.閉塞性動脈硬化症

    手や足の血管の動脈硬化により、血液の流れが悪くなる病気です。
    手足に冷感やしびれ感、安静時の疼痛や潰瘍、壊死などの症状が生じます。

  15. 15.慢性閉塞性肺疾患

    たばこの煙などを長期間吸入することが主な原因となる、呼吸機能が低下する病気です。息切れや咳、たんの他、ぜんそくのような症状が出ることがあります。

  16. 16.両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症

    慢性の関節炎を伴う疾患で、ケガが原因で発症することがあります。
    初期は歩行し始めの痛みのみですが、次第に痛みが増え、関節の可動域が制限されていきます。

まとめ

201604-2-04

いかがでしたか?

16の特定疾病ですが、介護保険や家族、介護スタッフの支えにより、病気と闘う方のクオリティ・オブ・ライフを向上していきたいですね。

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