介護記録の上手な書き方:今日から役立つ!介護の基本(6)

使えるハウツー

介護記録に何も書くことがない?そんなときは


介護記録に関する介護職初心者の悩みで多いのは、「特に何事もなく過ごされたので、何を書いていいか分からない」というもの。

そんなときはまず、その人のケアプランを参照することから始めましょう。

その人の介護の目的を再確認し、目標達成に向けての変化の様子が分かるように書くことで、後々資料として役立つ、ポイントを押さえた介護記録になります。

たとえばレクリエーションがケアプランに含まれているなら、レクリエーションの様子を詳しく。

「折り紙の時間、最初は職員の話にうなずきながら聞き入っていた。途中で『うまくできない』と言い、折り紙を押しやるなど落ち着きがなくなったが、◯◯職員が『とても上手ですよ』と声掛けすると落ち着き、その後は意欲的に取り組んでいた。1時間の間に3つの作品を仕上げ、『上手にできたでしょう』と笑顔で他の利用者に見せていた」など、利用者の言葉、職員の声掛けも文章に盛り込むのがおすすめです。

いつも通りであっても、様子がリアルに伝わるよう、見たことを詳しく記録しましょう。たとえば「一階フロアでソファに座り、テレビでニュース番組を見ながら他の利用者と談笑していた」など。読んだ人の目に浮かぶように書くことを意識すると、より客観的で伝わりやすい介護記録になりますよ。

介護記録はよりよい介護のための大切なツール


日々の介護記録は、施設や事業所に監査や実地指導が入った際にももちろんチェックされます。

介護記録が不適切な修正だらけだったり、「いつも通り過ごしていた」「◯◯と思われる」といったあいまいな内容ばかりだったりすると、当然指摘を受けてしまいます。

他の仕事に追われて時間がない・クタクタに疲れているなどで、記録はついつい簡略化しがちなこともありますが、介護記録は介護サービスが適切に行われていることの証明です。

そして、日々のがんばりがまっすぐ目標に向かっているかを確認するためのツールであり、方向がズレたときには軌道修正するための羅針盤にもなります。

効率的に書けるようになる一番のコツは、回数を重ねること。介護記録の大切さをよく理解して、あせらず上手な書き方を身につけていきましょう!

【今日から役立つ!介護の基本】
1.上手な声かけ
2.ラクラク着替え介助
3.立ち上がりと起き上がり
4.トイレ問題の対処法
5.食べるを楽しむ食事介助
6.介護記録の上手な書き方
7.車椅子と移乗のコツ

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