介護の資格試験、勉強がはかどる!脳のメカニズム活用法

使えるハウツー


介護職は、どんな資格を持っているかで収入に大きな差が出ます。ステップアップのために資格試験を勉強中だという人も多いのではないでしょうか。

でも実際にチャレンジしてみると、介護の仕事と勉強の両立は想像していた以上に大変なはず。覚えなければならないことはたくさんあるのに、なかなかじっくり勉強時間がとれない、頭に入っていかない・・・そんな悩みはありませんか?

実は人間の脳は、常に「忘れていい情報」と「記憶しておく情報」を振り分けています。この脳のメカニズムを活用すれば、少ない時間で効率良く勉強するコツがみえてきます。

このコラムでは、資格試験の勉強がはかどる具体的な方法をご紹介。忙しさに負けず、前向きにチャレンジするあなたにきっと役立つはずですよ。

繰り返すことで脳が記憶に刻む


人は、一生けんめい勉強したことでも、20分後にはその内容の半分近くを、さらに1ヵ月後にはほぼ8割も忘れてしまいます。そう聞くと、ちょっとがっかりしてしまいますね。

しっかり覚えたつもりでも忘れてしまうのは、脳の「海馬」という部分の仕組みのため。新しい情報が脳に入ってくると、海馬がいったん受け止めて短い期間だけ保管し、あとはどんどん捨ててしまうのです。

しかし、同じ情報が何度も出たり入ったりすると、「これは生きていくために必要な情報なのかも。残しておこう」と判断され、「側頭葉」という長期的な記憶の保管場所に移されます。

実のところ、情報の内容は「生きていくのにどうしても必要なこと」でなくてもいいのです。たとえば、何度も繰り返し聴いたり歌ったりした歌なら、数年たっても思い出せますよね。その歌の情報が何度も出入りしたことで、長期的な記憶になったからです。

問題集を解いたり、実践で使ったりすると覚えやすい

脳は、情報が入ってくる回数よりも「出して使った回数」の方を重視します。勉強の場合も、暗記して「入れる」だけでなく「出して使う」ことを繰り返す方が記憶に残りやすくなります。

つまり記憶の定着には、暗記より「問題集を解く」方が効果的。何時間もテキストとにらめっこして丸暗記しようとするのではなく、ある程度覚えたら過去問にどんどんアタックするなどして、「覚えた情報を出して使う」ことを重要視しましょう。

また勉強して覚えたことを現場で応用することも、「情報を出して使う」ことになります。たとえば、利用者が少し寒さを感じているときには「厚手の上着よりも薄手の衣類を重ねて着てもらう、その方が保温効果が高くなる」とテキストに書かれていたとしましょう。

寒そうにしている利用者に薄い肌着を重ね着してもらうと、それがテキストで覚えたことを「出して使う」ことになります。そのときの利用者の表情や会話もいっしょに記憶に刻まれて、試験に出たときに思い出しやすくなりますよ。

読むだけでなく、書く、声に出して読む

効果的な勉強方法のヒントをもうひとつ。目で文字を読むだけよりも、手や耳など体の感覚器官をいくつも使った方が、記憶しやすいのです。

介助技術も教科書を読むだけではなく、実習や先輩の指導を受けて、目も耳も手足も使いながら身につけたのではないでしょうか。勉強も、体を使って覚える方が効果的です。

テキストを読んでも覚えにくいところ、何度も間違えてしまうところは、読むだけでなく文字や図にしてノートに書いてみたり、声に出して読んでみたりしてみましょう。声に出すときは、立ち上がったり座ったりした方が、複数の感覚を刺激して頭に入りやすくなりますよ。

介護の資格試験、勉強がはかどる!脳のメカニズム活用法、後半は

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