【介護ロボット:後編】高齢者とロボットの共生

使えるハウツー

kaigo-robot-3-01昨今、介護現場でのロボットの導入が話題になっています。前回は、介護現場のバックヤードで活躍することが期待されているロボットをいくつかご紹介いたしました。今回は、少し視点を変えて介護現場のフロントヤードで活躍するロボットをご紹介していきます。

フロントヤードで活躍するロボットとは?

介護現場のフロントヤードといえば、利用者さんと『直に』コミュニケーションを取る場所のことを指します。介護現場は人手不足で困っている状況です。やはり一人で複数人を見る場合は猫の手も借りたいというのが現状です。そんなとき、猫の手以上に有能なものが「コミュニケーションロボット」なんです。
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有名どころはやっぱりPepper?

ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」は、飲食店や街中で目にしたことがある方もいらっしゃると思います。このように、高いコミュニケーションの能力を持ったロボット達が、介護現場で実用化できるように実証実験などが行われています。現に、「Pepper」も脳トレクイズや口腔ケア体操を行う介護用アプリが開発されています。介護現場のコストを下げるという意味でも、ロボットの活用は急務と言える課題ではないでしょうか。

認知機能向上、抗疲労、癒しの効果が!うなずきかぼちゃん

ピップRT株式会社が販売している「うなずきかぼちゃん」

このロボットの特徴は、

  • 声に応えてうなずきながらおしゃべりします。
  • 5つのセンサーで音や時間、動きなどを感知して時間や季節に応じておしゃべりが変化します。
  • コミュニケーションをとるほど、言葉が増える(最大400語)、歌が歌えるようになる、など成長します。

という機能を持っていることです。
「うなずきかぼちゃん」の何がスゴイかというと、しっかりと効果検証で結果が出ていること。「うなずきかぼちゃん」はピップRT株式会社と大阪市立大学大学院医学研究科の渡辺先生で共同研究を行って実証実験を行っています。

検証結果はこちら

ロボコネクト~NTT東日本×「Sota」

NTT東日本が提供するロボット型の通信端末(コミュニケーションロボット)向けのクラウド型ロボットプラットフォームサービスです。現在対応している機種がヴイストン株式会社製の「Sota」というロボットです。Sotaくんはロボットクリエイターの高橋 智隆氏のデザインでとても親しみやすいフォルムになっています。

このサービスを利用して、介護施設ではレクリエーションで活用したり、在宅のご高齢者さんには遠方のご家族、お孫さんとのコミュニケーションツールとして活躍することが期待されています。
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まとめ

今回は、介護現場のフロントヤードで活躍するコミュニケーションロボットをご紹介してまいりました。いかがでしたか?人と人とのつながりを大切にしている介護現場にもコミュニケーションロボットが少しずつですが導入されてきています。しかし、現状ではこういったコミュニケーションロボットの効果が実証実験などで明確に示されているのは今回ご紹介した「うなずきかぼちゃん」を含むごく少数です。そのためコミュニケーションロボットの効果を数値化する試みを、日本医療研究開発機構(AMED)が今年度から行っています。これにより、どんどん科学的根拠に裏付けされたロボットが出てくることが予想されます。そうなってくると介護現場でのコミュニケーションロボット導入がよりしやすくなるのではないでしょうか。

今後も介護ロボットの動向には要注目ですね。
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