サービス介助士基礎研修とは?メリットや内容を詳しく!

資格・スキル

高齢者をかかえる介助士

駅や街で、車椅子の方やヘルプマークをつけている方を見て、「何か手助けできないかな」と考えたことはありませんか?そんな思いに応える資格として「サービス介助士」があります。これは、障がいに関する理解を深め、スムーズに手助けする方法などを身につける資格。カリキュラムには課題提出や実技などがあり、修了には1.5~2ヵ月程度が必要となります。

興味はあるけれど、もう少し短い期間で能力を身につけたいという人に、その下位資格として「サービス介助士基礎研修」というものがあります。検定と混同されることが多いのですが、こちらは検定ではなく研修ですので、サービス介助士とは違って検定試験はありません。講義と実技を修了すれば、誰でも資格を取得することができます。

さっそく、受講するメリットや期間、費用、また、どんな人にオススメかを見ていきましょう!

サービス介助士基礎研修とは

セミナー内での講師と受講生

サービス介助士基礎研修を運営しているのは、「日本ケアフィット共育機構」という公益財団法人。サービス介助士の普及活動を中心に、ボランティアイベントの企画や、小学校への出張授業などを行っています。民間の財団なので、国家資格や公的資格ではなく民間資格となりますが、そのなかでも社会的認知度、信用度は高めといえるでしょう。

●主な研修内容
サービス介助士基礎研修は、座学と実技のセミナー形式の研修です。当日配布されるレジュメに沿って講義を受けます。白内障のゴーグルをつけて高齢者疑似体験をしたり、車椅子の操作の基本を学ぶなど、実技が多いのが特徴です。

研修の最後には、確認のためのミニテストがあります。ただしきちんと話を聞いていれば回答できるレベルで、難易度は決して高くありませんのでご安心ください。

●研修修了にかかる時間は?
講座は2時間1回のみで、座学と実技が行われます。取得に長期間かかる資格は難しいという人も、これなら気軽に受講することができますね。

●この資格を取得するメリットは?
短い時間のなかで、認知症を含む高齢者、聴覚障がい者、視覚障がい者、車椅子の体験や実技があります。さまざまな状態の方と接する機会のある人、基本的な対応法を効率よく学びたいという人にオススメです。

●かかる費用は?
研修費用は5,500円(消費税10%込み・2019年12月現在)。修了すると修了証がもらえます。また、セミナー申込時に同時に申し込んでおくことで、修了バッジ(別途プラス330円)も受け取ることができます。

以上を合計すると費用は5,830円。これに加えて、会場までの交通費もみておきましょう。研修は現在、東京、名古屋、大阪、福岡の4会場で、1~2ヵ月に1回程度のペースで行われています。

●更新は必要?
3年ごとに更新の必要があるサービス介助士とは違い、基礎研修の場合、更新の必要はありません。

>サービス介助士基礎研修について(日本ケアフィット共育機構公式ホームページ)

基本的な対応法を学びたい人、福祉に興味のある人にオススメ

障がい者を案内する練習の様子

障がいをお持ちの方を見かけても、どうしたら手助けできるか分からなくて遠巻きに見守っている、という人は多いのではないでしょうか。そんな人がこの基礎研修を受けると、障がいをお持ちの方の気持ちが分かり、スムーズな手助けの方法も学べるのでオススメです。

またお仕事で、さまざまなお客様の対応をする機会がある人にとっても役立つ資格です。初期対応のあと、次の職員へ引き継ぐにしても、最初の対応者の印象は企業イメージを大きく左右します。はじめの対応がよくないと、お客様の満足度は大きく下がってしまうのです。

いっぽう、ファーストコンタクトからお見送りまで、一人のお客様と長く接する場合や、おもてなしの要素が入ってくる接客業の場合は、「基礎研修」よりも「サービス介助士」のほうがオススメ。サービス介助士の資格は、平均1.5~2ヵ月かけてしっかり勉強していきます。実技も2日間あるので、その分多くの知識も身につけることができます。

たとえば百貨店の販売職や銀行受付、交通機関の案内係などに従事する人にオススメ。障がいのあるお客様とスムーズにコミュニケーションをとって安全にサポートできれば、相手からとても喜ばれることでしょう。

介護職員が取得するなら、介護の専門資格がオススメ!

介護職を目指す人なら、「サービス介助士」ではなく、まず「介護職員初任者研修」を受講することをオススメします。というのも、「サービス介助士」や「サービス介助士基礎研修」は、サービス業に従事する人を想定した資格です。介護ケアを専門に行う人の能力の証明としては、十分なものとはいえません。また、持っていたとしても資格手当の対象になったり、査定に反映されることはほとんどないでしょう。

無資格の介護職からステップアップを目指していくのであれば、「介護職員初任者研修(公的資格)」→「介護職員実務者研修(公的資格)」→「介護福祉士(国家資格)」の順に取得するのがオススメです。現場で役立ち、しっかり職場で評価してもらえるでしょう。

>介護の資格一覧表はこちら

心のバリアを取り払い、みんなが住みやすい社会に

買い物帰りの車いす女性

サービス介助士基礎研修は、さまざまな障がいの一部を取り上げて学び、体験することで心のバリアフリーをはかる取り組みともいえます。もちろん履歴書に書いてアピールするのも良いのですが、一定の能力があることを証明するというよりは、「障がいのある方への理解をもっと深めたい」という思いに応えるセミナーとなっています。

このコンセプトが「自分のニーズに合っている」と感じる人は、ぜひ受講を検討してみてください。一人ひとりが心の壁を取り払うことで、子どもから高齢者まで、障がいがある人もない人も、みんなが住みやすい社会へと近づいていくことでしょう。

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