介護職から介護職へ。転職理由はどう伝えるのが好印象?

介護の仕事


介護業界では、今の介護施設を辞めて新しい介護施設で働くといった、同じ業界内での転職事例がよくあります。新しい職場へ応募するときには、なぜ前の職場を辞めたのかは、必ずと言っていいほど聞かれる項目です。

そんなとき、ネガティブな転職理由よりもポジティブな転職理由を述べ、やる気をアピールしたいですよね。転職活動時に参考にしたい、好印象を与える伝え方のポイントや、みんなの転職理由をご紹介します。

介護職の人の前職は、4割が介護職

平成26年度に行なわれた意識調査では、介護職員として働く人のうち、前職がある人は約8割。そのうちの約4割の人が、直前も介護の仕事をしていたと答えました。

身につけた介護のスキルはどこへ行っても通用するものなので、やりたい仕事内容や、条件のよい職場を求めて、転職活動は活発に行なわれているようです。

前述の調査によると、前の職場を辞めた理由でもっとも多かったのは「職場の人間関係に問題があったため」で、26.6%。次いで「法人・施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため」が22.7%で2位にランクイン。3位は「他によい仕事・職場があったため」で18.8%、4位が「収入が少なかったため」で18.3%でした。
(資料:「介護労働の現状について(介護労働者20,334人の意識調査結果より)」(平成27年8月7日)公益財団法人 介護労働安定センター)

どう伝えれば好印象?前の職場を辞めた理由

上で述べたような実際の転職理由をそのまま伝えても、採用担当者にはいい印象を与えません。たとえば、「前の職場に性格が合わない人がいて、一緒に働くのが難しかったからです」などと言えば、採用担当者は「今いるスタッフとうまくやっていけるかな?同じ理由ですぐ辞めるのでは?」と不安に思ってしまいます。

そんなときは、なぜその人が苦手だったのか、その経験から何を学んだのかを考えてみます。たとえば、「前の職場では周囲のスタッフと協力して仕事を進めることの大切さを教えてもらいました。こちらの施設ではスタッフ同士のコミュニケーションが緊密だと伺っています。信頼できる仲間と助け合いながら、質の高い介護を提供できるのではないかと思ったからです」など。

大変な思いをしたことを隠すことはありません。そこから学んだことを交えつつ志望動機へとつなげれば、「多少辛いことがあってもこの人なら乗り越えてくれそうだ」という印象に変わります。

同様に「収入が少なかったから、収入のよいところに」や「残業が多かったから残業の少ないところに」といった、事業者側からはネガティブに感じられてしまう転職理由は、「自分の利益ばかりを求める人なのかな?」という印象につながります。

収入や労働時間など条件面に魅かれた場合でも、なぜその事業所がそうなのかには理由があるはず。直接的に自分に利益をもたらすところだけをピックアップするのではなく、その源にある理由に目を向けてみましょう。

「利用者様を大切にするには、スタッフをまず大切にしなければならないと考えておられる理念に共感しました」など、事業所の理念に触れると「よく理解してくれているな」という印象につながります。

「前の職場では無理をして残業することもよくありました。こちらなら無理なく働けそうなので、その分スキルを磨きながら資格をとって、次のステージに進みたいと思っています」といった、前向きな向上心を伝えるのもおすすめです。

介護職のみんなの転職理由は?

たとえば、人間関係などが理由で短期間のうちに転職を繰り返しているような場合、採用担当者が「採用してもまたすぐに辞めてしまうのでは?」という不安を持つのは当然のこと。その不安を払拭できるかどうかが勝負です。

そんなとき、介護職の先輩たちはこんな言い方で、好印象をつかんでいるようです。

「転職理由は正直に言ったうえで、自分の長所をアピールする」

「転職してもこの業界を志望する熱い想いはアピールすべき」

「過去にとらわれすぎず、意欲をしっかりと伝える」

「『同じサービスを他施設ではどのように提供しているかを学ぶため、いろいろな施設を見てきました。○○では○○を、××では××を学ぶことができました。その経験を活かして、こちらで長く働きたいと思っています』と、それぞれの施設で学んだことを中心に伝える」etc・・・
とはいえ、やはり数ヶ月など短期間で前職を辞めてしまうと、転職活動の印象は悪くなります。どんな業界でも「辞めたいな」と思うことはあるもの。そのときすぐに辞めてしまうのではなく、ひと呼吸おいて、その逆境から学べることがないかは考えてみたいものです。

何も得ないまま逃げ出す転職では、なかなかステップアップはできません。何かをしっかりとつかんだうえで、次はこうなりたいというビジョンを持った転職なら、きっとステップアップにつながる転職ができるでしょう。

肝心なのは、自分に合った職場を見極めること

転職を味方につけて成長するためにもうひとつ大切なことは、自分がこれから働く場所をしっかりと吟味すること。やりたい仕事内容なのか、施設の雰囲気はどうなのか、事業主の理念に共感できるのか、条件面に無理はないのか・・・チェックすべきポイントはたくさんあります。

そこを妥協して、「とにかくどこでもいいから雇ってもらおう、合わなかったら辞めればいい」という安易な考えでは、職を転々としてしまいがち。そんな経歴で就職活動をしても印象はどんどん悪くなる一方です。

とはいえ、外からは良さそうに見えても、実際に働いてみたら想像と違ったということもよくあるもの。事前に正確に見極めるには、経験豊富なプロのアドバイスがとても有効です。

施設や事業所はそれぞれに大切にしているモットーや理念も違いますし、アットホームでにぎやかな感じ、静かで和やかな感じなど、雰囲気もそれぞれ。それらの違いをきちんと把握しているエージェントなら、あなたの個性やスキル、希望に合った施設をマッチングしてくれるはずです。

ツクイスタッフでは、多くの介護施設をキャリア・アドバイザーが実際に訪問して特徴を把握しており、応募者との相性を考えてベストな選択肢をご提案しています。施設との面談にも選任のキャリア・アドバイザーが同行し、マンツーマンでサポートします。

一度辞めてもまた介護職を志す熱意を持った人こそ、ぜひ次の職場選びは成功させ、介護の世界で輝いてほしい。そう考えてお一人おひとり、親身にお話をお聞きしています。

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介護への意欲を、まっすぐ伝えよう

介護業界に限らず、転職の理由はネガティブなものになりがち。面接でうまくとりつくろおうとしても、嘘やごまかしは必ず見抜かれます。「ほんとうのことを言ってくれてないなあ」「この人は信用できないな」と思われたら、採用はありません。

一見ネガティブな理由も、根っこをたどっていけば必ずポジティブな面がありますし、ていねいに自己分析をすれば、前の職場で学んだことはたくさん見つかるはず。

何よりも、転職しても介護業界でがんばりたいという意欲と向上心は強力な武器。自分を信じてがんばってください!

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