デイサービスってどんなお仕事?初心者向け内容解説

介護の仕事


最近よく聞く「デイサービス」という施設。介護施設だということはなんとなく分かっても、実際どんなことをする場所なのかよく分からない・・・そんな初心者さんのために、デイサービスの仕事内容について、わかりやすく基本から解説します。

デイサービスの仕組みや目的、仕事時間や1日の流れに加え、デイサービスの仕事をするのに必要なスキルや資格についてもご紹介。

興味はあるけど、介護なんて私にできるかな・・・そんな不安も、詳しい仕事内容を知れば解消するかもしれません。ぜひチェックしてみてくださいね!

デイサービスは何のためにあるの?


デイサービスというのは、介護保険制度で受けられる高齢者福祉サービスのひとつ。介護が必要な高齢者に日中通ってもらい、食事を提供したり、お風呂に入ってもらったり、レクリエーションなどを行っています。

老人ホームなどの入居型のサービスと違って施設に通って利用するため、通所介護とも呼ばれます。高齢者本人にとっては住み慣れた自宅を離れることなく、必要な介護を受けられるというメリットがあります。

デイサービスの主な目的は2つ。

まずひとつ目は、高齢者本人の心と体の機能がこれ以上衰えないように、維持・向上させる目的です。外出を避けがちな高齢者にとって、デイサービスはよい外出の機会。他者とコミュニケーションをとったり、レクリエーションなどを通じて体を動かすことで、毎日の生活に刺激を与えて脳を活性化させたり、筋力や体力を維持する効果が期待できます。

もうひとつは、高齢者を自宅介護している介護者に対して、介護の負担を減らして仕事などを続けてもらうという目的。日頃家庭で介護をしている人が、介護疲れやストレスを解消してリフレッシュできたり、仕事や育児の時間を確保することができたりするのも、デイサービスを利用する大きなメリットです。

デイサービスに通うのはどんな人?

デイサービスの対象となるのは「要介護1〜5」の認定を受けている方。

「要介護1」は、食事や排泄はほぼ自分でできるものの、日常の生活動作に一部手助けを必要とするような状態です。一方「要介護5」になると、ほぼ生活全般に関して介護が必要な状態になります。

つまりデイサービスには、比較的元気なお年寄りから、自力でできることがかなり制限される方まで、幅広い状態の方が来られます。障害の内容も、耳の聞こえにくい方、片麻痺の方、認知症の方などなど、人それぞれ。その方の状態を覚えて、それに合わせてきめ細かいケアや対応をすることが望まれます。

デイサービスでの1日の仕事の流れ


一例ではありますが、だいたい次のような流れでサービスを行うところが多いようです。詳しい内容やスケジュールは施設によって異なるので、詳細が知りたい場合は個別に調べるようにしましょう。

●8:30〜9:00 お迎え
送迎車で利用者の自宅まで迎えに行きます。

●9:30 バイタルチェック
看護職員を中心に血圧や脈拍、体温などをチェックし、健康状態を確認。

●10:00 リハビリや入浴
ケアプランに合わせて、リハビリや入浴等を行います。

●12:00 昼食
一人ひとりの状態に合わせた昼食を提供し、必要に応じて食事を介助。

●13:00 レクや趣味活動
ケアプランに合わせてレクリエーション、趣味活動などを行います。

●15:00 おやつ
これもデイサービスの楽しみのひとつ。

●16:00〜16:30 お送り
送迎車で利用者の自宅まで送ります。

●17:00 ミーティング
職員全体で1日を振り返り、その日にあったことを共有します。

デイサービスでどんなサービスを受けるかは、ケアプランという計画書に基づいています。ケアプランは、「ケアマネジャー(介護支援専門員)」という介護の専門資格を持った人が、本人や家族の状況やニーズに合わせて作る「サービス利用計画書」。

「こんな生活を送りたいのに、今はこんな問題があってできない。改善するためにはどんなことが必要か」ということを考えて練り上げられたプランなので、レクリエーションひとつをとっても、参加してもらうことに深い意味があります。

逆に「ちょっと今日は汗をかいたから入浴していこうか」といったこともないのは、他のサービス業とは違う特徴かもしれませんね。

デイサービスで働くのに必要なスキルや資格は?

デイサービスでは無資格でも働くことができますが、介護系の資格を持っている方が仕事の幅も広がり、給与的にも有利です。

無資格なら、まずは働きながら介護の初級資格である「介護職員初任者研修」を取得するのがおすすめ。仕事に慣れたら、「介護職員実務者研修」、「介護福祉士」とステップアップしていくとよいでしょう。

>介護職員初任者研修を働きながら取得する方法

また、デイサービスには送迎用に専門ドライバーがいることもありますが、施設によっては介護職員が送迎を行うことも多いので、普通運転免許も役立つことがあります。

デイサービスの仕事内容としては、お年寄りとのコミュニケーションと、食事や入浴などさまざまな介助が中心になります。なかには排泄介助やおむつ交換といった、排泄ケアに関わるお仕事も。

また、日々のレクリエーションを企画したり進行したりと、お年寄りに楽しんでもらうことも大切な仕事のひとつ。そのためのネタをレクリエーション雑誌や情報検索サイトで調べることもあります。

さらに、あまりスポットは当たりませんが、家族との連絡帳や介護記録の記入といった事務仕事、他のスタッフとの情報共有なども重要なお仕事。ですので人と関わるのが苦手、自分のペースで仕事を進めたいという人には向いていないかもしれません。

逆に、人と話すのが好き、コミュニケーションをとるのは得意なほうだという人には、特技を生かして活躍できるお仕事といえそうです。

仲間と一緒に働いて、充実した時間を過ごそう!


お年寄りが住み慣れた自宅で過ごすことを支援するデイサービス。お泊りデイサービスを提供していない施設であれば夜勤はないので、「お年寄りと接するのは好きだけど、夜勤は無理だし・・・」という人でも無理なく働くことができます。

また利用者の自宅を訪問するホームヘルパーとも違い、施設で仲間と一緒に働くので、「何かあったときに自分ひとりでは不安」という人も、安心して働けるのではないでしょうか。

働ける時間に制限があるから、特別な資格を持っていないから・・・そんな理由で働くことをためらっているなら、ぜひデイサービスで働くことを検討してみませんか?

人を喜ばせることが好き、人と話すことは苦にならない、細かいことにはよく気がつくほう・・・そんな自分の特技を生かして、きっと社会に役立ち人から感謝されます。

もちろんラクな仕事ではありませんが、「がんばってよかった!」と思わせてくれる、たくさんのやりがいに満ちていますよ。

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